アキュスコープ・ハイチャージ・筋膜性疼痛症候群(MPS)・ぎっくり腰・坐骨神経痛・ヘルニア・脊柱菅狭窄症・頸肩腕症候群・変形性膝関節症・四十肩ならおおにし整骨院

 
MPS(筋膜性疼痛症候群)とは…
筋肉やその周囲の筋膜が原因となって痛みやしびれを引き起こす症状です。

[発症までの経緯・症状]
筋肉に対する過負荷により筋肉内部に微小損傷が発生します。損傷が回復できなかった場合に、その微小損傷が筋肉に痙攣(けいれん)を発生させ、筋肉が収縮、硬直をしていくことで強い痛みが発生します。
この状態になった筋肉の中に「筋硬結(きんこうけつ)」と呼ばれる部位が発生します。ここに物理的に力を加えると痛みを強く感じる圧痛点が認められ、その中でも特に周辺を含めた広範囲に痛みを発生させる圧痛点を発痛点(トリガーポイント)と呼びます。この発痛点が広範囲に痛みを発生させる原因になっています。

経過
MPS(筋膜性疼痛症候群)の治療は、できるだけ早期に痛みを取り除くことが必要とされています。
痛みの状態が急性痛から慢性痛に移行すると、難治性の症状へ進行する可能性が高くなります。

メカニズム
MPS(筋膜性疼痛症候群)により発生する疼痛のメカニズムは以下のように考えられています。

圧痛点、トリガーポイントの発生
筋肉に筋硬結が発生すると、その部分の血流が阻害されその部位が酸素欠乏になります。酸素欠乏が起きると血液中の血漿からブラジキニンなどの発痛物質が生成されて、それが知覚神経(C線維)の先端にあるポリモーダル受容器に取り込まれて痛みを感じます。

反射
MPS(筋膜性疼痛症候群)では、発痛点(トリガーポイント)などからの痛みを捉えた脳、脊髄が、反射により交感神経を働かせて、さらにトリガーポイント部及び周辺の筋肉の血管収縮を行わせることにより、再び酸素欠乏が発生し再び発痛物質が生成されるという悪循環が発生します。

これが、広範囲で疼痛が広がるMPS(筋膜性疼痛症候群)のメカニズムと考えられています

間違えられやすい症状
MPS(筋膜性疼痛症候群)は以下の症状として、誤った診断をされることがあります。また、発生した筋肉の部位により、以下のような症状が出ることがあります

★顎関節症 ★緊張性型頭痛 ★五十肩 ★テニス肘 ★腰部椎間板ヘルニア ★脊柱管狭窄症
★腰椎すべり症 ★変形性膝関節症 ★
変形性股関節症 ★腱鞘炎 ★頚肩腕症候群 
★半月板障害 他


また、発生した筋肉の部位により、以下のような症状が出ることがあります。

★回転性めまい ★耳鳴り

治療
根本的な治療法は筋肉内の圧痛点、発痛点(トリガーポイント)の筋硬結を解くことです。筋硬結部で発生をしている血流の悪さによる酸素欠乏状態を解くことにより、ブラジキニン等の発痛物質の発生を止めます。筋硬結部位での痛みを解く事により脳、脊髄による反射によって発生した関連痛も解くことができます。

[当院での治療方法]

手技 (指圧法)
指圧などによりトリガーポイントに流れ込む血流を一旦止めた後に、圧力を解除する事により一気に血流を流れ込ませる手法です。この血流作用により軽度の症状に対しては改善の効果があります。

アキュスコープ
損傷個所に流れる損傷電流に微弱電流を流し、損傷個所の治癒を非常に速める効果があります。痛みの緩和と損傷個所の修復の二つを同時に感じることができます。

ハイチャージ
深いところにある筋肉にまで治療電流が入り、筋肉を収縮することができます。そのことで筋肉の硬結を緩和し、血流を改善することで痛みを緩和することができます。